(資)俵屋工房

トップページ商品カテゴリお支払・配送について運営者の紹介新着情報お問い合わせ会員登録カートの中
商品カテゴリ
商品検索
キーワード
価格範囲
円〜

 

店主の部屋 俵屋工房

 

下地(地塗り)の選び方

木枠が出来るまで

日本の木枠を守ろう

 

img4.gif

俵屋工房本店HP

旧俵屋工房ホームページロゴ

旧・俵屋工房HP

描画材料研究資料掲載

非会員の方も閲覧できます

 

img6.gif

高橋メソッド

中津美術研究所

 油彩画三大様式が学べる

 唯一の美術研究所

美大を出たら高橋メソッド

 

伝統の10色以内で描く

名画のレプリカ展

俵屋工房・国宝複製事業

記録資料同時展示

  

美大で学べなかった技術を

自ら調査・検証

俵屋工房推奨絵画サイト

<弊社出張売店所あり>

 

ユーチューブ

俵屋工房com.

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 このページは、最下段から始まっています。下から順にご覧下さい。

新着情報
2010/3/11
ホルベイン画材さんとの対談

 
ホルベイン画材・メディアクリエイション企画室の對馬氏と店主の対談の
一部を掲載させて頂きます。


對馬氏
「・・私たちは、1900年から画材を作ってまいりました。売れるものを
手頃な価格で。企業としては当然のことかもしれませんが、経営的には、価格と
コストを重視してきました。それはともすると油彩画の伝統や技法の本質よりも、
市場のニーズを優先することにも繋がります。
・・そういった反省点と、これまでの経験を活かし、私たちは、もう一度、
油絵の原点に戻って、新しい物づくりに取り組んで行くことに致しました。
そしてそのひとつが、このラビットスキングルー手張りキャンバスです。」


店主
「最初にお詫び申し上げなければならないことがあります。私は、御社製品に
ついては、例えばキャンバス張り器など、器具や用具の優秀さは、よく知っており
ました。しかし、もう一方の絵具や画用液、助剤については、まったく関心がござ
いませんでした。正直、本日、對馬様とお会いするまでの約四十年間、
[国産は使えない]と、ずうっと思い続けていました。
今考えますと、自分で狭くて窮屈な制作環境を、作っていた訳です。
まったくお恥ずかしい話です。

・・ラビットスキンは、ドイツ製のトタン膠。[板状だと粉砕時にケガの原因になる
ので、予め粉砕して販売しています]とカタログにあります。当工房でもまったく
同じものを使用しています。粉砕時はいつも[これは凶器にもなるな]と、危険な
思いをしながらの粉砕作業でした。白亜も天然、さらにはフランス産のスペイン白、
現在使用しているものとほとんど同じもの、もしくはまったく同じもの。という
ことが分かりました。日本画用の筆も凄い職人様が作られていますね。緑土も天然物
などなど、ひとつずつ検証するたびに目のウロコが一枚一枚剥がされていく思いでした。

一日も早く俵屋工房のネットショップでも、ラインナップさせて頂きたいと思います。
製品に関する詳細や特長などについても、確認でき次第、お客様にお伝えして参ります。
ホルベインの技術部様には、しばらくの間、細かな質問などで、お手数をお掛けする
ことになるかと存じますが、どうぞよろしくお伝えください。」


對馬氏
[ご店主のご質問は、私自身も勉強になりますので、ご遠慮なく、
お問い合わせください・・。]


店主
「私たちのように、時代の流れと逆行して、物や技術を見出そうとしておりますと、
時には変人扱いされることもあります。そんなコダワリ者の数は、画材マーケット全体
からすると1パーセントにも満たないのではないでしょうか。
そんな状況下で、ここまで品質の高い製品を作られても、商売にはならないのでは?]

對馬氏
[おっしゃる通りです。それでも私たちは作り続けます。たとえ売れなくても、
日本の画材市場には、最高品質の画材製品が存在していること、たとえその数が
少なくても実際に流通している。という事実を継続することが、私たちの大切な
役割だと思っています。

今後も、本場のヨーロッパに負けない、より良い製品作りに取り組んで参ります。」


店主
「なるほど、この[G(グルー)キャンバス]といい、ホルベインさんの動きは、
この数年前から、確かに変わり始めましたね。・・そう感じながらも私たちとは、
本質的に違うことをやられていると、思い込んでいました。
でもこの製品を目の当たりにして、目指す方向は一緒であることが解りました。
有力な仲間に出会えた様で、とても嬉しいです」


對馬氏
「俵屋工房さんの当初の担当は、営業部のもので私ではなかったと思います。
実は、ご訪問先名に、俵屋工房さんがあることを知り、急遽、企画開発部の私が
担当させて頂く事になりました。」


店主
[對馬様のように偉い方が担当されても、キャンバスの釘が月に2−3箱程度の
お取引になるかもしれません。かえってお手数ばかりお掛けする厄介な取引先になると
思いますが・・。]


對馬氏
[ご店主のご意見は、とても参考になります。お取引量につきましては、
まったく問題ございません]


店主
[・・それにしても、このキャンバスは良く出来ていますね。その上に、
さらに良いものに改良されようとされていることにも驚きました。
とはいえ、このキャンバスを使いこなせる方は、果たしてどれくらい
いらっしゃるでしょうか]


對馬氏
[お察しの通りでございまして、かなり少ないかと存じます。
・・絵画表現は、絵具層からではなく、この基底材から始まっていることを、
もっと多くのお客様に知って頂きたいのです。
そういったことも含め、ご店主のご意見とご感想をお伺いしたかったのです]


店主
[昨年11月、ある現代作家の方から[基底材について]ご相談がありました。
作品の堅牢性については、作家として最低限持ち合わせていなければならない認識で
あることには間違いありませんが、この方の作品の堅牢性を含む基底材への拘り
ようには、特別なものを感じました。

私はご相談者の方に[人の顔は千差万別。どうしてだと思いますか?]と尋ねますと
[骨格ですか!]と。それもひとつの要素ですが、一枚の作品を人に例えると、
[基底材が骨。肉体が絵具層。皮膚がニス層]です。

基底材としては、古くは大地や洞窟の壁面があります。油彩画の場合は、板や麻布が
主流です。この基底材に何らかの表面処理をして、絵が描けるようになった状態を
支持体と呼びます。基底材の材質だけではなく、支持体としての処理方法も千差万別、
すなわちそれぞれの部位の取り扱い方によって、様々な表情を作り出すことが
出来るのです。

すっかり出来上がったキャンバスから制作をスタートするのと、基底材を選ぶ
ことから始めるのとでは、その表現結果にも雲泥の差が出てきます。

実例としては、数年前に石橋美術財団登録作家になられた方、某基金から一年間の
留学費を授与された方、著名な画廊へ移籍された方など、私が関わった作家の方は、
すべてこの基底材と支持体へのコダワリ様を、高く評価されています。

ちなみに前出のご相談者の方は、最初のメールのやり取りで、[この方は、作家として
大成されると感じました]。そして、お会いしてから3ヵ月後には、海外の有名な
コレクターのコレクションに加わりました。つい先日は、香港のギャラリーからも
好評との知らせが届いています。

絵を描くこと、そして制作活動における基底材の存在は、とても大きいということです」


對馬氏
[このハイクオリティー・ラビットスキングルーキャンバスの開発は、
私が担当いたしました。原素材の麻糸、キャンバスの織り器と織り方、張り具合、
タックスのピッチ・・など、様々な面で拘りました。上司からは[売れなくても
いいので、最高のものを作るように]との指示がありました。そのお陰と言っては
何ですが、そういった背景がありましたことで、このような製品を、
今日の画材市場に送り出すことが出来ました。

とはいえ、このキャンバスだけで、絵画表現がザックリと変わるわけではありません。
絵具、画用液、筆、ニス・・、そしてそれぞれを扱う技術も大切なことは認識して
おります。しかし、今の絵画市場に必要なことは[きっかけ]だと思っております。

一般的なキャンバスとの違い、使用時の画面効果の違い、あるいは価格の違いなども
含めて、ユーザーの皆様には、様々な角度から疑問を抱いて頂くことが、私たちの
願いでもあります。]


店主
「私たちのような絵画職人は、今まで使っていた材料や道具よりも、
明らかに良いものが見つかれば、例え価格が二倍になったしても大方、買い換えます。
・・とはいっても、このラビットスキングルーキャンバスは、正直なところ
かなり高額ですね。」


對馬氏
「すべての工程を手作業でやっています。妥協することなく厳選した
原素材なども含めますと、このような価格へと反映いたしました。」


店主
「先ほど、[売れなくてもいい]と、おっしゃっていましたね。
でしたら、お客様がご自身で作れば、経済的な負担は相当、少なくなりますね」


對馬氏
「そこなのです。私たちのもうひとつの願いは・・。
この製品を通じて、お客様自身が[自分でキャンバスを作って見よう]と発想して
頂く事が、画材への造詣へと繋がるものと考えております。」


店主
「なるほど。そうしてゆくゆくは、画用液や絵具への問題意識も高まり、
それと平行して絵画表現の幅、そして質をも磨かれて行くわけですね。

それ自体、俵屋工房が長年取り組んできた活動でもありますので、私どもでも、
少しはお役に立てると思います。
・・それにしてもホルベインさんは、本当に変わりましたね(笑い)]


對馬氏
[そうです。変わりました]


店主
[ホルベインさんのこのキャンバスへのご意向とご主旨について、
よく理解できました。俵屋工房も大いに賛同いたします。

・・このキャンバスを最も有効に活用するための、地塗り・下地・下絵・本制作・
画用液などの処方と技術などについて、いろいろと検討してみたいと思います。

本日は、お忙しいところ、このような田舎までよくお越しくださいました。
感謝しており増す。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

・・對馬様。どうも寒いと思ったら、雪が積もっていますよ。]

平成22年3月9日 中津にて



*合資会社俵屋工房・責任編集
2010/1/21

2009年作の[少女]の肖像画 

メールマガジンの読者様からのたくさんのメールありがとうございました。

いまだ、ご返事をお書きしておりませんご無礼、お詫び申し上げます。
「手の方は、大丈夫なのですか?」ご心配をお掛けいたしました。
少し前まで、肖像画の納期の遅れ、毎月増える新研究生さん、新製品の開発と販売準備、
作家会員への制作サポート・・などに追われ、手の負傷のことはすっかり忘れていました。
そして、ご心配をお掛けしました皆様にも、その後のご報告も疎かにしておりましたご無礼を、
お詫び申し上げます。

上の写真は、2009年の11月に完成、ご依頼者様には、大幅に遅れて納めました肖像画です。

右手の負傷は、お陰さまでこのような仕事もこなせるまでに快復いたしました。
制作当初は、かなり慎重に手を動かしましたが、後半は、新製品の筆の使いやすさも手伝って、
ブロックスの絵具の魅力を楽しみながら仕上げることができました。

現在は、利き手の管理は、以前以上に注意するようにしております。

お客様ならびに工房関係者の皆様に、ご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことを、お詫び
申し上げますと共に、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

俵屋工房

店主敬白
2010/1/21
2010年1月12日第1号・俵屋工房メールマガジン

2010年・第一号のメルマガです。

・・といっても開業以来、これが最初のメールマガジンです。

*当店でのお買い物時〜通販店へのご入会時に[メルマガを希望しない]を、ご選択された
お客様向けにも、ご参照いただけるように、こちらに掲載いたしました。

***********************************************************************
塗物専門店 俵屋工房 ごあいさつ
***********************************************************************
このメールは、旧俵屋工房・現俵屋工房通販店をご利用いただいたお客様へ
お送りさせて頂いております。
***********************************************************************

俵屋工房店主の高橋と申します。

旧年中は、当店をご利用くださいまして誠にありがとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

店主敬白

***********************************************************************
昨年末より新たに取扱い始めました商品をご案内させて頂きます。
お時間のあるときに、ご一読いただけましたら幸いです。
***********************************************************************

*美術大学・文化財保存研究所・絵画技術研究・絵師様へ

 ・幻のバルサム、さらに進化したストラスブルグターペンタイン
 http://www.tawarayakobo.com/shop/84_274.html

 ・厳選された品質のマスチックキオス樹脂。店主の知る限り最高品質です。
 http://www.tawarayakobo.com/shop/84_276.html 

*表現効果を意図して支持体を自製されるお客様へ

 クレサンベルギーロールキャンバス製品全品・円高還元で価格変更

 絹目〜双糸の荒目まで、生キャン・グルーキャンバスほかの価格が安くなりました。
 ・012G \130,620(税込旧定価) → \103,018(改定後・税込価格)送料弊社負担

 頑丈なケースに入っておりますので、長期保存が可能です。
 http://www.tawarayakobo.com/shop/26.html

*古典技法・写実表現・細密画・保存修復をされるお客様へ

 広島熊野の筆組合が認めた品質と機能性
 俵屋工房の筆に[熊野筆]の称号が与えられました。

 絵師の皆様からは「仕事がはかどる」と、お陰さまで大好評です。
 東京芸術大学大学院・油画研究室様にもご愛用いただいております。

 ・コリンスキー丸筆(黒丸) 0号−2号 2010年1月末・入荷予定
 ・イタチ平筆(金平)0号
 http://www.tawarayakobo.com/shop/59.html

*揮発油の匂いが苦手という方〜ブロックス絵具をご使用のお客様

 ・ヨーロッパの香りのターペンタインスピリット(テレビン油)
 ・石油の匂いが不快な方、一度お試し頂きたいホワイトスピリッツ(ペトロール)
 http://www.tawarayakobo.com/shop/83.html

*大型キャンバスを常用される方へ、さらに低価格のキャンバスセットを発売開始

 ・F150号→\ 23,415(税込価格)

 同サイズ商品との価格比較(弊社製品)
 張りキャン→\ 55,755 / キャンバスセット→\ 36,960
 http://www.tawarayakobo.com/shop/88.html

*技法DVDビデオ[17世紀・ルーベンスの技法]在庫あと1セットのみ
 http://www.tawarayakobo.com/shop/2.html

*その他

当店では、通販ページに未掲載の製品も多数、取扱っておりますので、
お探しの画材がございましたら、お気軽にお問合せください。

合資会社俵屋工房
〒234-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津6127番地
TEL. 046-285-5818 FAX.046-285-5820
info@tawarayakobo.com

俵屋工房本店 http://www.tawarayakobo.com/
オンラインショップ http://www.tawarayakobo.com/shop/
2010/1/4

2009年末に現在入手し得る最高品質のコールドプレスドリンシードオイルが入荷。
早速、今年のメディウム処方のための仕込みに入った。

様々な工業用途にも使用されるアルゼンチン産のような大量生産によるリンシードオイルに対し、
俵屋工房が仕入れるこの油は、「油彩画のために作られた油」と言っても過言ではない。

どこが異なるかといえば、例えば田植えを終えた水田は、そのまま放置すれば、遠かれ早かれ
雑草が繁殖する。それは亜麻畑も同様、しっかり畑を管理しておかなければ、亜麻の種子を
採取する際に、他の植物の種子なども混入する。したがって亜麻仁油としての純度や品質も低下する。

*現に、アルゼンチン産は、白土による精製時に、たんぱく質と思われる不純物が多く検出される。

「油彩画のために作られる油」とは、原料となる亜麻の栽培時の畑の管理と、収穫時の不純物の
混入防止、昔ながらの圧搾方法による。

昨年、この油と共に、ストラスブルグ ターペンタインとマスチック樹脂が入荷した。
店主は、ストラスブルグ ターペンタインは、油彩画技法を確立させた最も重要な立役者と推測して
きた。フレマールの画家もファン・エイクも、ほとんど同種のバルサムを使っていたと考える。
イタリアのファブリアーノ社の[ローマ紙]は、五百年以上、同じ製法で作られている。
おそらくダ・ビィンチもラファエルも使用したと思われるこの紙は、今も入手できる。
「彼らと同じ材料を使用し、同じ感触を共有し、彼らと同じ条件で絵が描ける喜び」を、
このストラスブルグ ターペンタインにも強く感じるのは、店主だけだろうか。

今年のメディウムは、ブロックス絵具の為の処方となる。混ぜ物のないブロックス絵具に適応する
処方は、当然、他のメーカー製品にも効果的であるのは言うまでもない。

過去の巨匠たちと同じ舞台で活動する私たち絵師にとって、先達と同じ材料で絵が描けることは、
伝統を継承するひとつの方法になるのかもしれない。
前に進んで進化するのも大切な道だが、後の道、すなわち過去の技術や材料を再検証して、
次世代へと繋げていくことも大切な道と考える。

店主は、古物愛好家ではない。過去のものに代わるる新しいものがあれば、大歓迎して
活用させていただいている。が、その一方で、絵に関するほとんどの材料が過去のもの、
あるいはチャンニーニなど古い時代の製法や処方の方が、格段に優れていることも、
長い間の実験と経験を通して熟知している。

*2010年度の描画用メディウムは発売は、6月頃の予定です。
2010/1/4
謹賀新年

【2010年度の年賀状】

明けましておめでとうございます。

昨年は北海道から九州に至る全国各地より、たくさんのお客様にご来店いただきました。
また、営業に関するご意見ご要望のほか、活動に対するご評価や励ましのお手紙、
さらにはお礼状や贈り物まで頂戴いたしました。

社員一同、謹んで御礼申し上げますと共に、お客様からのお声は、今後のお店作りに
結び付けて参りたいと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年1月  俵屋工房店主 高橋亮馬
2009/12/22
年末年始の休暇のご案内
年末・年始の休暇のご案内
12月30日(水)〜1月4日(月)

年内ご注文受付日
在庫分:12月29日(火)迄
基底材類:12月24日(木)迄

よろしくお願い致します。

*ネット通販のご注文は、休暇中も受け付けております。
在庫確認を含みます[ご注文確認メール]は、休暇明けとなりますので、よろしくお願い申し上げます。
2009/10/6

コリンスキーの[黒丸]に続いて、2009年10月・イタチの[金平]の誕生です。
とにかく仕事が、はかどる筆。名筆と呼んで、ふさわしい品質です。

[イタチ金平]と[コリンスキー黒丸]は、[熊野筆]としての称号を与えられた世界唯一の油彩画筆です。
2009/9/18


大変ご無沙汰してしまいました。

6月上旬の右手の怪我につきましては、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配を
お掛けいたしました。深くお詫び申し上げます。

約3ヶ月間のブランクは、また絵が描けるようになった喜びと、皆様への感謝の気持ちをもって、
今後の活動の原動力とさせて頂きます

復帰後の、本格的なサイト更新は、意外と知られていない[筆の洗い方]がテーマです。

プロの絵師たちによる、日々の筆洗方法です。お役に立てれば幸いです。
2009/5/30
日本最大級のショッピングモールに出店。

2009年6月5日・俵屋工房ヤフー店開店

6月中は開店記念特別価格営業を実施しますので、この機会にぜひご利用くださいませ。

詳しくはこちらをご覧下さい。http://www.tawarayakobo.com/70.info/yohoo.open-info.html
2009/2/24
ラピスラズリの考察[5]ラピスラズリという材料とその手法

現在は、コレッジョの空と木々でこの絵具のパフォーマンスを確認しているところだが、
赤土という暗色地への一層目で、ここまで発色するとは想定していなかった。(2/16の写真)。
まさに松川氏による「・・材料への理解が不可欠と感じました。」とのお言葉どおりである。

コレッジョの作品のマリア様の周辺の下絵が準備できたら、今度は青い衣装で、
ラピスラズリを見分する。下絵の手法との連携が欠かせない部分だ。
そこで当初は二種類の手法で様子を見ながら処理する予定だ。

先人たちと同じ材料に触れることで、先達がいかに材料を大切に扱っていたかを知る。
そして、材料とその使用目的とのバランスを見計らいながら合理的に仕事を
すすめていたことも。

すでに活用されている方からは、感謝の言葉が寄せられている。

自然食と自然色は、からだに優しい。この絵具で最初に描くモデルは「富士山」に決めた。
2009/2/24
ラピスラズリの考察[4]ラピスラズリという材料とその手法

レンブラントの風景画と、このフールマンの肖像の背景をご覧頂きたい。
そして、青空と暗雲との境目に注目してほしい。高橋メソッドでは、こういった処理を、
境目は・・「はらうように」「ステイジングするように」「ブリッジさせないで・・」と指示する。
つまり、双方の絵具を「接触させない〜混ぜ合わさない」ということだ。
スルバランで直感したことは、ラピスラズリに茶色や黒を混ぜることの無意味さだ。
明から暗へのグラデーション、その境目の処理は、ラピスラズリの青を減少させ終えたら、
下層の色層に引き継がれるのが、基本的なやり方のようだ。
2009/2/23
ラピスラズリの考察[3]ラピスラズリという材料とその手法

俵屋工房製品のフィールドテスターとしてもお世話になっている松川氏にも
このラピスラズリを送った。

松川氏は、いみじくも「昔の顔料というのは、最高の色を出すためのノウハウが
個々の顔料によって異なるようで、材料への理解が不可欠と感じました。
(http://www.cad-red.com/jpn/index.html [西洋絵画の画材と技法])と、
ご自身のサイトで述べられた。やはり実践者の言葉には重みがある。

新鮮な食材も貴重な天然色材も、生かすかダメにするかは、熟練した職人でさえも紙一重。
いままで当たり前のように行ってきた古い時代からの青の扱い方は、
まさに、先達とこのラピスラズリとの調和をはかった手法であったのだ。
2009/2/23
ラピスラズリの考察[2]ラピスラズリという材料とその手法

コレッジョの絵の前に、スルバランの暗い背景でラピスラズリを試用してみた。
赤土と黒のベースの上に、白を混ぜたラピスを乗せた。訳あって変則的な
やり方をしたが、直ちに筆を止めた。合成ウルトラマリンならば、青く染まっただろう。
しかし、天然のラピスは、とてもナイーブだった。と同時に先達のラピスラズリの
扱い方との接点を再認識することになった。
2009/2/23
ラピスラズリの考察[1]

俵屋工房の壁面を見ると、ブロックスのラピスラズリによく似た青がたくさんあることに気付く。

この絵具と出会う前は、天然のラピスラズリの色を特に意識していたわけではないが、
こうしてみると合成ウルトラマリンをチューブから出したら、その強力な色合いを
直ちに弱めることから仕事を始めていたのだ。
2009/2/16
ラピスラズリの試用報告[5]

第一層目の下絵でこの状態だ。

この絵は、実績ある現代作家による研究作品である。・・ベテラン作家だが、
古典技術の経験は、それほど長くはない。とはいえ、画面左側の木々は、
すべて本人が描いたものだ(ラピスラズリとイエローオーカーによる緑の表現に注目してほしい)。

ご本人を褒めるべきか、ラピスラズリを褒めるべきかだが、共に計り知れぬ
可能性を感じたことには間違いない。

次の制作工程が待ち遠しい。
2009/2/16
ラピスラズリの試用報告[4]

ブロックスのイエローオーカーに、不安と希望と共にラピスラズリを混ぜ合わせた。
そして、いつものように緑のグラデーションをパレットに準備した。このグラデーションの中から、
目的にあった色合いを選んで画面に運ぶ。

人工のウルトラマリンよりも量的に多く必要だが、それ以上に美しい緑が得られることを知る。

これにインディアンイエローを加えたなら・・と心が躍る。
2009/2/16
ラピスラズリの試用報告[3]

フレークホワイトと混色したラピスラズリは、暗色地のレッドオーカーの上でも驚くほど良く発色した。

青空から白い空(雲)へと推移させる技術は、人工ウルトラマリンよりも遥かに簡単だ。

青空での試用は合格、というよりも、むしろ絵を描くことに、一層の可能性と楽しみを教えてくれた。

青空の次は、遠景の山の表現だ。
2009/2/16

左側は、ラピスラズリにフレークホワイトを加えて色調整したものを塗ったもの(ターペンタイン)。

右側は、ラピスラズリをそのままターペンタインで溶いて塗ったもの。
合成ウルトラマリン同様、暗色地への塗布は発色を黒ずませる。
2009/2/16

コレッジョの作品で実際にラピスラズリを試してみる。

作家部会の会員の研究作品をお借りしての試用
*高橋メソッド・中津美術研究所内にて
2009/2/5
[lapis lazuli]10g入り

俵屋工房が、10gにチュービングした製品。
そもそも絵具は、何年も保存できるように作られていたものではない。
絵具は、出来るだけ新鮮なうちに使い切るのが理想。
技法用途からしても、分量・保存性・価格面でも理想的なサイズにしたつもりだ。

現在、この製品の在庫数は9本のみ。

10g入り \ 2,890 (税込)
2009/2/5
[lapis lazuli]が届く

lapis lazuliが入荷。
ラベルは一本ずつ製作者による直筆。
マスチックと混ぜ合わせた後に石板を洗浄すると、パレットの青色は一度で除去できた。
ラピスを練り合わせる前は、黄色のアゾ系有機顔料に使った。
完全に色を取り除くのに10回ほど繰り返しホワイトスピリットで洗浄した。
・・着色力と発色力の違い・・天然物と化学合成物との違いを再確認した。
この絵具への探究心が、さらに深まった一日だった。
2009/1/30
俵屋工房[古典絵画専用筆]を試用

古典的な描き方をする場合は、[アイラインと眉毛]が描ける丸い細筆2種類が必需品である。
それ以上のサイズの丸筆は、「どのようなものでも良い」といっても言い過ぎではない。
すでに試用しているが、スタッフからは「うれしそうな顔して描いてますね」と
言われれば「うれしいから」と答える。製品化まであともう少し。

発売記念として先行予約販売を予定。期間限定の割引価格などについては、
新着情報ページにてお知らせします。
2009/1/30
広島の熊野から[古典技法専用筆]の試作が届く

30年来フランス製の筆を使い、多くの研究生にも薦めてきた。
しかし、十年近く前から急速に品質が低下し始めた。「絵を描く人が
作ったものではない」「絵を描くための道具であることを知って作っているのか」
・・疑問が募る。

「先生に薦められた筆と刷毛です」「酷過ぎます」と原物を送ってくれたお客さんもいた。

「やはり現場の人の身になって作ってくれる職人さんを、探さなければならないか」
それも今すぐに。

筆の開発に必要な調査と研究は行ってきた。しかし、数十分の会話を通じて、
一週間後に届けられたのが、写真の筆だ。
筆職人様と俵屋工房の筆にもとめるものは、最初から一緒だったのだ。
2009/1/27
[lapis lazuliについて]BLOCKX社の回答が届く

「本当に天然なのか?一部に天然?合成顔料で作った天然風の色?」
どれも失礼な質問だが、無礼を繰り返した。以前よりも返答が遅かった。
「三度目の正直」やはり、ヒンシュクを買ってしまったか?

The lapis lazuli is indeed genuine pigment from Chile non mixed with any
other pigment. Your answer was thus correct.
This pigment is of the highest durability and can be mixed with all
other pigments. It is probably one of the strongest pigments.
In fact it is the ancestor natural of the modern ultramarine synthetic.

Sincerely

Jacques blockx

2009/1/19
[lapis lazuli]との出会い

1月19日、BLOCKX社製品を輸入するクレサンジャパン社に、油彩絵具の目視にお邪魔した。

倉庫の棚から約30色ほど候補を取り出して頂いた。一時間半ほどで10色を厳選し終えた。
と何故か1ケースだけ箱が残っていた。

ラベルは「手作り」だった。

[lapis lazuli]だ。

指定外の絵具だったし、簡単に目の前に現れるような絵具とは夢にも思っていなかった。
lapis lazuliと関わった人ならば、誰もがそう思うはずだ。

この絵具との強い縁を感じた。

発色は、2005年に俵屋工房が手掛けた[親指のマリア(東京国立博物館蔵)]の
衣装にも似ている。フラアンジェリコやランブール兄弟の青とは異なるが、
身体に優しく染み渡る魅惑的な天然色だ。

「この空は・・」「この青い衣装は・・」天然のラピスラズリで描いた。
となれば、その作品の一部は、宝石で表現されていることになる。
作者もコレクターも気をよくするはずだ。

メーカーの販売単位は、日本向きではない。俵屋工房では、入手しやすい
分量にチュービングしてから販売。
*工房関係者向け用に、マスチック入りを製品化する。価格は未定だが、
数十年前までイギリスのメーカー製品には、5万円が必要だったが、
俵屋工房では、5ml〜6mlで3千円前後。メーカー直のノーマル品は
[22ml \6400〜\6800]を予定。

写真は、ラピスラズリとフレークホワイトとの混色実験風景

価格が決まりました。
22ml \ 6,720 (税込)発売中
2009/1/16
[FLAKE WHITEについて]BLOCKX社の回答が届く

BLOCKX社のフレークホワイトを初めて持った人は、ずっしりとした重さに驚く。
フレークホワイト、広義的にはシルバーホワイトは、多くのメーカーがジンクやチタニウムを混ぜる。

以前に関係したドイツのメーカーも同様だ。当初は顔料密度の高さと
解釈していたが、その白さは経年しても変わらない。調査結果は
純粋なシルバーホワイトではなかった。

手にした感触、使用感を含めて100%シルバーホワイトだと思う。
しかし、俵屋工房のお客さんは曖昧な説明では納得しない。失礼を承知で、
「混ぜ物はしていないか」と、問い合わせた。

・・PW1 is only load carbonate and poppy seed oil.

2009/1/7
[使用する結合剤について]BLOCKX社の回答が届く

黒の結合材はリンシードオイル。その他はポピーオイルを使用。
乾性油はどれも良質なものを厳選して使用している。

BLOCKX社の数十種類の油彩絵具の中から10色を選出。
描くときに使う組み合わせは、通常8−9色。これでルーブルのほとんどの
名画を複製することができる。

絵画用のペンキも原色は僅かだ。職人たちは、その原色を組み合わせて
幅広い色彩を作り出す。それは油彩画も一緒だ。
2008/12/8

俵屋工房では、2008年秋より美術館やコレクターが安心してご購入いただける
高品位な支持体の発売を開始

美術館・画廊・コレクターから高く評価されてきた作家仕様キャンバスを、ぜひ一度お試しください。
2008/10/8

献呈いたしましたドイツのDr.KREMER先生より感謝状が届きました。

グッドデザインとありがたいご評価を頂きました。