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基底材・支持体 カテゴリ一覧
基底材には、古くは地上絵の大地〜洞窟。建物の壁面〜木材によるパネル。近代の麻布によるキャンバスがあります。作品の土台つまり骨格となる基底材には、出来るだけ丈夫でしっかりとしたものが望まれます。
【作品と人体構造】 ワニス層−−−→皮膚 絵具層−−−−→筋肉 基底材〜支持体→骨格
俵屋工房の高橋亮馬は、これまで数多くの博物館や美術館、民間企業の国宝や名画の複製と修復を行ってきました。「良質な基底材」「絵具層に相応しい支持体」など、長い間の経験を通じて、それぞれの作品〜様々な表現に合った様式を見出してきました。
■主な取扱い製品と特長
天然を中心とした歴史的顔料 顔料や染料が工業的に化学合成される前の時代の色材は、ほとんどが天然に産するものか、金属を腐食させたり、加熱や化学合成で得られたものでした。したがって、世界の絵画の色材は、ほぼ共通したものが使われてきました。その上で、様々な技法があるのは、顔料と混ぜて絵具にする時の結合剤、すなわち油彩画は「油と天然樹脂」、テンペラは「卵や油」、日本画は「にかわ」・・によって分類されています。
先日、「フェルメールのウルトラマリンブルー」の番組で「画家が青を使う理由について・・」「フェルメールのラピスラズリ」についてのインタビューがありました。貴重で美しいラピスラズリは、そのまま使うのが基本ではありますが、もう一つの大切な使い方が緑色としての使い方です。樹木の緑は「天の青空」「大地の土」、すなわちラピスラズリの青と大地の黄土(イエローオーカーなど)の組合せで表現します。これはまさに光合成によって作られる緑に共通します。このように、自然界から得られる顔料で表現される緑は、食品に「自然食」があるように、絵画の「自然色」とも言えます。化学合成されたビリジアンやクロームグリーンのように強烈な緑ではありませんが、人類が誕生する以前からの天然顔料や古い時代からの色材は、目にも心にも優しく伝わる、文字通りの自然な色合いです。
吉野杉強化キャンバス木枠・・丈夫で組立簡単+大作になると価格も安くて納期も早い 日本製のキャンバス木枠の品質は世界一だと思います。しかし、近年では木材の不足や高騰などで、良質な材木の確保がとても難しくなっています。それとは別に、俵屋工房では、ルーブル美術館のモネや国立美術館の大作の基底材製作の際に、大型パネルが変形してしまった事がありました。それ以降は、特殊な基底材のご注文はお断りするようにしましたが、「他社では出来ない」「受け入れてくれる企業が無い」とのことで、改めてお請けすることをきっかけに、これまでに無かった独自の構造のキャンバス用木枠とパネルの骨組みを設計しました。それが、奈良 俵屋工房の[吉野杉強化キャンバス木枠]です。
100号〜200号サイズは、一般的に良く使用されているサイズですが、それ以上のサイズや、規格サイズ以外の特寸のオーダーメイドの場合、これまでは、とても高価の上、納期に一か月や二カ月を要しました。俵屋工房は製造メーカーであると同時に、皆さんと同じエンドユーザーでもありますので、同じ立場に立っての低価格と納期を実現しました。オーダーメードの「特急便」では、最短で2〜3日後の発送が可能です。
円形裏張りキャンバス・円形パネル
好評の「木枠と麻布のキャンバス二点セット」
俵屋工房製・最高級手工キャンバス
米杉木枠・楔付き木枠・各特寸木枠
ベルギークレサン製高級画布 |