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顔料 > 俵屋工房特製顔料

■主な取扱い製品と特長

 

天然を中心とした歴史的顔料

顔料や染料が工業的に化学合成される前の時代の色材は、ほとんどが天然に産するものか、金属を腐食させたり、加熱や化学合成で得られたものでした。したがって、世界の絵画の色材は、ほぼ共通したものが使われてきました。その上で、様々な技法があるのは、顔料と混ぜて絵具にする時の結合剤、すなわち油彩画は「油と天然樹脂」、テンペラは「卵や油」、日本画は「にかわ」・・によって分類されています。

 

先日、「フェルメールのウルトラマリンブルー」の番組で「画家が青を使う理由について・・」「フェルメールのラピスラズリ」についてのインタビューがありました。貴重で美しいラピスラズリは、そのまま使うのが基本ではありますが、もう一つの大切な使い方が緑色としての使い方です。樹木の緑は「天の青空」「大地の土」、すなわちラピスラズリの青と大地の黄土(イエローオーカーなど)の組合せで表現します。これはまさに光合成によって作られる緑に共通します。このように、自然界から得られる顔料で表現される緑は、食品に「自然食」があるように、絵画の「自然色」とも言えます。化学合成されたビリジアンやクロームグリーンのように強烈な緑ではありませんが、人類が誕生する以前からの天然顔料や古い時代からの色材は、目にも心にも優しく伝わる、文字通りの自然な色合いです。

 クレサン製高級画布