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![]() 俵屋工房・旧ホームページ |
(資)俵屋工房製・手工キャンバスについて
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下地色と実地の態様 |
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| 名画による参考例 人物系(*1) |
名画による参考例 風景・静物系(*1) |
実地の態様例 | |
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| ローシエナ [Raw Sienna] |
すべてを描き込まないで「抜く」表現。随所に下地を活用するレンブラントの手法は素晴らしい | この作品が描かれた時の下地は、もう少し明るかったかもしれない。しかし、俵屋工房が、現在の画肌を再現する際には若干、暗い下地を準備した。 | 下地と同系の黄色との相性はすこぶる良好である。フラゴナールのこの黄金のような黄色の衣装、別名「モウカル・イエロー」を表現するには欠かせない下地色。 |
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| ローアンバー [Raw umber] |
土っぽく乾いたような表現を得意とする下地色。その中で、たとえば、みずみずしく輝く肌色を表現すれば、相反する存在によって効果も増大する。使いこなせれば、また新たな表現の誕生を予感させる地色。 | 黒系から灰色では単調な色彩になる。黄土系や赤土では発色が優しくなる。アンバー系の下地は、その折衷的存在。 こだわりのある額縁職人は、一通りのアンバーを試用する。箔の理想的な発色を得るためだ。下層の色層と上層との連携が、いかに大切であるかだ。 |
この作品の下地は、アンバーに若干の黄土を加えている。仕上がり画面よりも、はるかに明るい下絵を準備しているのは、最終的に透かして見せる下地色とは、相反する七宝焼きのようなプリミティブな画肌を得るため。 |
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| レッドアース [Red Earth] |
暗色地からのアプローチは、全体からすると一割程度を占める明部表現のために、暗い下地を覆い隠すことから始められる。明部を徐々に充実させていくことによって、明暗の幅が広がり、自動的に明部も充実する。本制作の中期から後期にかけての発色は、劇的に変化する。絵師のそれまでの手間隙が報われる時でもある。 | 15世紀の技術では、明るい下地の上に、ラピスラズリを塗り重ねた。16世紀には、赤土の上に青を塗った。 宝石のサファイアを白と黒のテーブルに置いたら、黒の方が発色が鈍くなる。その改善策として、光がサファイアを透過しないように、白を分散させて青を表現した。つまり発色力の弱い絵具や透明色の絵具には、白などを加えて不透明にしてから塗る必要があった。参考作品はバトーニだが、彼の赤土と青の組み合わせは、とても美しい。 |
高橋メソッドの第二様式による赤い布の習作。デッサンを準備したら、黒の次に中間調子、つづいて明部の順で処理、最後に全体を「なめして」モデリング。このスリートーンベースをさらに充実させて、次の工程に繋げる。 高橋メソッドで、初めて三つの様式を経験した研究生たちは、「同じテーマの絵を、まったく同じ材料で描いたとしても、下地の色や描画技術によって、さまざま表現が出来る」という、油彩画技法の幅広さと奥深さを知らされる。 |
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| グレイグレイ [Gray Gray] |
真っ白い下地に塗られた絵具の発色は確かによい。しかし、その絵の最明部に相当する地色から、何かを表現する場合は、まず地色を暗くすることから始めなければならない。「あまりにも白すぎる地色は、当初の制作を厄介にする」とも言える。その点、無彩色で、少し調子を落とした下地だと、アプローチがしやすくなる。 | 今日の張りキャンのような既製品のホワイトキャンバスに直接描かれた印象派の明るい画風に対し、若干、下地の調子を暗くした支持体は、発色に深みや渋みを与える。 かといって、市販のキャンバスに何らかの下地を塗ったとしても、俵屋工房の手工キャンバスと同じ効果を得ることは出来ない。非吸収地の上に油性の下地を塗れば、最初に絵具が塗られる支持面の油分は、極限の状態に陥ってしまう。 |
油彩画で初めてオリジナルを描く人は、既製品のホワイトキャンバスよりも、灰色などで若干、着色された支持体の方が、描きやすいだろう。 また、油彩画に入る前の基礎デッサンなどで、灰色の地で「二色デッサン」を経験された方ならば、なおさら、この手の支持体が望ましい。人物や風景を問わず、基礎的な物の表現方法は、まずは白黒から始めたい。そのほか、灰色系の下地は、若い女性や子供の透き通った肌色を表現するのに適している。 |
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| 筆跡オーカー [touch Ochre] |
清楚で穏やかな表情の女性は、一見、平凡な肖像画に見えるが、長い時間、見ていても飽きさせない躍動感が伝わってくる。背景の青空と暗雲によるものかもしれないが、おでこや背景の薄塗りされた部分からは、下地層の斜め筆跡が覗える。 ムラなく塗ったものと、筆跡を残した下地を実際に描き比べれば、後者の方が画面に動きを与えることが確認できる。 |
中間トーン系の随所に、下地もしくは下層の色層を、露出させることで画面効果を演出している。「塗りこむところ」と「抜くところ」を強調することで、写真とは異なるリアルさと絵的な雰囲気を醸し出すことが出来る。 表現スタイルとしては、とても「おしゃれな手法」。 |
この応用例はキャンバスではなくシナベニヤによる板絵である。 キャンバスの場合、布目による光の乱反射も特徴のひとつだが、板の場合は、ほとんどツルツルなので、同じ面積を平坦に塗れば、キャンバスよりも単調に見えてしまう。 しかし、「この絵は板絵です」と言わんばかりに、強調したいところを厚塗りして、逆に筆跡を残した下地を随所に塗り残しすることで、キャンバスとは異なる躍動感が得られる。 つまり筆跡のある下地は、表現的にも重要なエッセンスになることが分かる。 |
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| アイボリー[Ivory] |
「出来るだけ明るい画面から描きたい」「絵具の食いつきが良いキャンバスがいい」、という方のための支持体。 明るい下地といっても、真っ白ではなく、僅かに褐色がかった象牙色。 |
キャンバスの種類には、下地色のほかに、吸収性などの性質がある。つまり支持体の選択肢には、下地色のほかに、絵具の吸収性、すなわち「絵具がしっかりと根をおろすことが出来るか、あるいは出来ないか」の度合いがある。 絵具を吸い込ませない非吸収性の油性タイプのキャンバスに描かれた絵具は、見る人が見れば「キャンバスから浮いている」ように見える。フジタやデュフィの支持体は、ただ明るいだけではない。 |
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支持体レポート ご愛用者様からの声 |
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![]() 右から猿渡さん・角田さん 俵屋工房代表 ![]() 猿渡さんの作品 [ローシエナ下地・100号] ![]() 猿渡さんの作品 [ローアンバー下地・100号] ![]() モナリザを模写する角田さん [レッドアース下地] |
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俵屋工房・作家部会 |
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真柳みちこさんからのメッセージ 私の求める画肌や画風は市販のキャンバスでは絶対に得る事はできません。 半吸収性のこのキャンバスを使用すれば、深みのある色彩を得る事ができますし、 絵の具がキャンバスにしっかりと吸着してくれ、安定感もあります。 また半吸収性なので、絵の具がキャンバスを通して呼吸しているのが感じられます。 私にはなくてはならない魔法のアイテムです。 |
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| 俵屋工房・作家部会の佐藤朋子さんのページです。 ブログはこちらからどうぞ |
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